JOIN US!

メーカーでの経験と大学院で学んだこと。
その両方を生かせるのは、この会社だけ。

大澤 理恵 2019年 入社

経営企画室/事業開発本部 インテレクチュアルキャピタル部

自動車メーカーに新卒で入社し、10年余にわたり商品企画や開発、グローバルマーケティングといった業務に従事。同社を退社した後は大学へ戻り、自動運転に関する研究でPh.D.を取得。研究職には就かず、アスタミューゼでのコンサルタントの道を選ぶ。

数年間をかけて担当したクルマが、世に出たときの喜びは 格別だった

自動車メーカーでは、セダンやスポーツカーの商品企画業務を8年、次世代プラットフォームの開発を1年、コンパクト カーやスポーツカーのグローバルマーケティング業務を2年担当しました。自動車を世に出すためには企画、開発、実 験、認証、生産、物流、セールス、マーケティングといった実に多くの役割があるのですが、商品企画の場合はクルマ のコンセプトをつくるところから実車が販売されるまでの数年間、プロジェクトに継続して携わっていきます。

商品企画の仕事というのは、コンセプトを考え、仕様を決めはするものの、自分でつくる形あるモノがないので、常に お客様に提供できる価値を意識しながらコンセプトを形にできるよう、プロジェクト全体をまとめてひとつのクルマに していくような役回りです。時には利害関係が生じたり、衝突したりすることもありますが、「よいクルマをつくりた い」という思いは皆に共通しているので、相対する意見についてはとにかく双方の意見に耳を傾けて、最終的にはコン セプトを軸にしてバランスをとりながらプロジェクトを進めていきます。よいモノをつくろうとしている時は常に何か しらの課題があると思っているので、どのプロジェクトが楽でどれが大変という意識はしたことがありません。常にや りがいを持って取り組んでいたと思いますし、そのように数年間をかけて担当したクルマが世に出たときの喜びは、や はり格別なものがありました。

クルマ単品をつくるよりも、広い目でクルマ業界を見られるような仕事に就きたい

たとえ新型車であっても、ある程度決められたプロセスに則ってつくっていくことが繰り返されていくので、クルマ単 品のモノづくりとしては「ある程度経験できたな」という満足感が自分にあったのと、クルマを取り巻く環境というも のがすごく変わってきて、将来的にはクルマ単品をつくるよりも、もっと広い目でクルマ業界を見られるような仕事に 就きたいと思いました。そのためには、もう一度、頭をリセットするためにアカデミックな世界に身を置いて、新しい 人脈をつくったり、視野を広げたりすることもできると考えて大学に戻りました。なので、博士号は取得しましたが、 研究者になりたかったわけではありません。

就職先の条件としては、業界は自動車分野に限定せず、メーカーでの経験と大学院で学んだことの両方が生かせるとこ ろで、風通しの良い、小回りの利くサイズの会社で仕事がしたいと考えていました。そんな中でコンサルタントという 職種であれば、外部コンサルティングを利用する企業側の事情なども理解している強みを生かせ、自動車系の案件など では技術的な知見も役立つのではと思いました。業界が異なれば、プロセスや アイデアを出してから世に出るまで の時間も違いますから、そういう意味ではまったく同じではないのですが、基本的にどうやってモノが生まれて世に出 ていくか、というのはあまり変わらないはずです。また、博士号を取るまでの研究過程で技術文献にはかなりふれたの で、専門分野以外のことでもある程度はカバーできるかなと。それで実際にいくつかのコンサルティング会社 でお話 を聞いてみたのですが、私の条件を満たせる企業がアスタミューゼ以外にはなく、それに新規事業のお手伝いができる というところにも魅力を感じたことが、最終的にアスタミューゼへ入社する決め手になりました。

先入観にとらわれないアイデアから、革新的な事業プランが生まれる

今はコンサルタントとして経営企画室では官公庁、IC部(インテレクチュアルキャピタル部)ではメーカーを中心に民間企業を担当しているのですが、いずれの案件であってもアスタミューゼのコンサルティングの特徴を盛り込んでいます。例えば、事業プランの素になるアイデアをデータドリブンで導き出すところも特徴のひとつです。私もメーカーにいたのでわかるのですが、自社が持っている特許や技術などで新規事業を考えるとき、大きく飛躍した発想をすることはとてもむずかしいものです。社内でイノベーションコンテストやアイデア出し大会のようなことをやってみても、自動車会社であれば自動車周りのアイデアしか出てこないのが一般的です。しかしアスタミューゼのデーターベースを活用したやり方であれば、人間の力だけではちょっとそこまで飛躍できないだろう、という領域まで飛んでいって「その特許、意外かもしれませんが、こんな領域で使える可能性がありますよ」とシステムが教えてくれます。

そうやって集まった数々のアイデアからどれを採用するか、どうやって束ねて収束させていくか、という作業が次のス テップでアナリストや研究者の知見、経験値によって行われます。この段階で大切なのは、アナリストがクライアント のニーズや要望を正確に把握していることなのですが、それを入手してチーム内で共有できるようにするのがコンサル タントの役割。ここでもメーカーにいた経験が役立ってきます。クライアントとの打ち合わせでは、相手の言わんとし ているところについて、とにかく相手側のサイドに立って、相手の言葉で理解するように心掛けています。また、完成 した事業プランが相手にしっかりと刺さるような、魅力的な提案内容になっているかどうか、クライアントの視点で最 終確認することも大切なコンサルタントの役割のひとつです。つまりデータと人、それぞれの良さを組み合わせること で、アスタミューゼならではのユニークで、クライアントだけでは決して想像しえない新規事業プランが出来上がると いうわけです。

こういう毛色の違った会社に出会えてよかった

社内の女性比率は4割を超えていて、雰囲気はすごくいいですよ。社会人経験としてはアスタミューゼ以前は前職のメ ーカーしかありませんが、年齢性別なくみんな和気あいあいとしています。やはりコンパクトな組織なので、みんなで 協力してプロジェクトを進めようとする傾向がとても強く、全員が当事者意識をもって、それぞれの職務で最善を尽く しています。また、アスタミューゼの事業そのものが何々系といったカテゴリーで表現できない独自のポジションを築 いていることから、アカデミックからIT、人材ビジネスなど、とにかく多種多様な人材が同じところに集まっていると ころがユニークで、社内コミュニケーションもチャットからランチでの情報交換、飲み会まで、なかなか活発です。今 では、こういう毛色の違ったところに出会えてよかったな、と自分の決断に感謝しています。

ページトップへ